単純ヘルペス
症状
ウイルス感染により、口の周りや性器に水ぶくれができます。
単純ヘルペスウイルスは通常は皮膚粘膜感染症を引き起こすが,ときに角膜炎を引き起こすこともあり,新生児および成人では,重篤な中枢神経系感染症も引き起こすことがあります。
初回感染後,単純ヘルペスウイルスは神経節に潜伏し,そこから周期的に出現して症状を引き起こします。
診断
皮膚粘膜感染症は臨床的に診断しますが,患者が新生児,易感染状態,妊婦,または中枢神経系の感染症もしくは重度の疾患を有します場合は,ウイルス培養,PCR,直接蛍光抗体法,または血清学的検査により確定診断をおこないます。
治療
- 重篤な感染症の患者にはアシクロビルを静注します。
- 皮膚粘膜感染症には,経口アシクロビル,バラシクロビル,またはファムシクロビルを考慮します。
- 口唇ヘルペスには,代替薬としてペンシクロビルまたはドコサノールの外用薬があります。
