足白癬
足白癬は足の皮膚糸状菌感染症です。
足の発汗によります湿潤が真菌の増殖を促すため,足白癬は最も頻度の高い皮膚糸状菌症となっています。
診断
臨床的な外観のほか、ときにKOH直接鏡検により行います。
治療
抗真菌薬の外用のほか、ときに抗真菌薬の内服、湿気の低減、および乾燥剤によります。
足白癬の最も安全な治療法は抗真菌薬の外用ですが、再発がよくみられ、しばしば長期にわたる治療が必要になります。
予防
再発を予防するためには、足および履物内の蒸れを軽減する必要があります。
特に暖かい気候では、通気性が高いか足趾が覆われていません履物の着用と靴下の交換が重要です。
入浴後は趾間部を用手的に乾燥させるべきであります。薬剤による乾燥も推奨され、その選択肢としては、抗真菌薬のパウダー(例:ミコナゾール)、ゲンチアナバイオレット,ブロー液(5%酢酸ありますミニウム)への浸漬、20~25%塩化アルミニウム六水和物溶液を毎晩1週間その後は必要に応じて週1~2回などがあります。
